自賠責保険では全く足りない?自動車保険に加入する際のポイント

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前回は、『医療保険の三大疾病保障・特約は必要か?』についてお話させていただきました。

万が一事故に遭ったとき、最低限のライフラインとなるのが自賠責保険です。

自賠責保険の場合、相手方への補償として、死亡時は3000万円、後遺障害時で4000万円が設定されています。

近年の高額損傷保障の裁判事例をベースに考えると、20~30歳代だと賠償金額3億円台も珍しくありません。

きっちり任意保険に加入している方には信じられないかもしれませんが、自動車に乗っているにも関わらず、任意保険に加入していない方は意外といるのです。

そこで、今回は『自賠責保険では全く足りない?自動車保険に加入する際のポイント』をテーマにお話していきたいと思います。




自賠責保険の補償だけでは不十分?

まず、最初に頭に入れておかなければならないのが、『自賠責保険はあくまで最低限の補償』ということです。

相手への対物、対人保障は必ず任意の保険に入っておかなければなりません。

ちなみに任意保険のプランで、『対物』や『対人』の補償金額の上限額を『1億円』に節約することも可能です。

『一億円もあれば、大丈夫でしょ?』と考えるかもしれませんが、実は一億円以上の高額損害補償の例は実際いくつもあります。

近年の高額損害補償
平成17年 名古屋地裁 3億8281万円 被害者:29歳男性(会社員)

平成19年 大阪地裁 3億7886万円 被害者:23歳男性(会社員)
平成18年 大阪地裁 3億6750万円 被害者:38歳男性(開業医)
平成21年 仙台地裁 3億6243万円 被害者:14歳男性(中学生)
平成16年 東京地裁 3億5978万円 被害者:25歳男性(大学院生)
※『自動車保険の概況(平成23年度版)』損害保険料率算出機構より

自賠責保険は、『強制保険』とも呼ばれ、基本的な対人賠償を補償することを目的としています。

しかし、自賠責保険による負担は上限が3000万円であるため、上記の過去の高額損害補償を見ると、不十分であることが分かります。

交通事故では、被害者が死亡するよりも、後遺障害を負った方がその賠償額は膨らむとされます。

例えば、
〇介護・介助費
〇治療費
〇収入喪失
〇付き添いの収入減

など、支払い義務が発生する項目がいくつもあります。

ここまでご覧いただくだけで、いかに『任意保険』に加入しなければならないかをご理解いただけたはずです。

自賠責だけでは全く足りない

 

7人に1人は無保険運転って本当?

自賠責の補償額の低さを知れば、任意保険に加入しなければならないことは一目瞭然ですが、実は任意保険の加入率は非常に低く7人に1人は任意保険に加入せずに運転していると言われています。

※日本損害保険協会のデータでは4人に1人が無保険

つまり、もし自分が事故による後遺障害で一生涯の介護が必要になったとき、巨額の賠償額を相手が払えるとは限らないのです。

そこで、必要なのが、自分自身を守るための『人身傷害保険』です。

この保険の場合、実際の損害額により補償を受けることができ、示談交渉を待つ必要もありません。

また、特約などで家族や自動車の搭乗者も被保険対象にすることが可能です。

ただし、事故をした際に相手が任意保険に加入していないことを想定していない方は少なくありません。

自分が本来、払わなくても良い保険料を追加で払い、人身傷害保険に加入する方はごく少数といえます。

もし、『まだ、任意保険に加入していないから加入したいけど、何を参考にして良いかわからない』という方がいましたら、今回任意保険に加入する際に考慮すべきポイントについて簡単にお伝えするので、速やかに加入することをおすすめします。

任意保険に加入する際のポイント

 

任意保険に加入する際の5つのポイント

任意の自動車保険では、オプションや特約の有無、補償額により保険料が大きく変わります。

ただ、安くなるからといって、補償額を減らし過ぎてしまうと、万が一事故を起こした際にも安心することができません。

保険の基本は、『過不足の無い補償を設定する』ことで出来るだけ無駄な保険料を払わないようにすることができます。

そこで、任意の自動車保険に加入する際のポイントを5つご紹介したいと思います。

任意保険に加入する際のポイント

代理店型からダイレクト型に乗り換える
↳以前は、自動車保険はほとんどが代理店型でしたが、最近では魅力的な安さが人気でダイレクト型の自動車保険に加入する方が増えています。インターネットや電話などで加入するダイレクト型は、代理店の家賃をはじめ、人件費をはじめとする経費の削減をできるため、保険料が安くなります。

ただ、自動車事故の受付は基本的に24時間だが、実際の対応が大事です。ダイレクト型の場合は、週末が休みだったり17時までのこともあるため、デメリットも加味した上で加入しましょう。

車両保険を見直す
↳車両保険は、『衝突,接触,墜落,転覆,物の飛来・落下,火災,爆発,盗難,台風,洪水,高潮などによって被保険自動車自体が損害をこうむった場合にこれを填補するもの』となります。

簡単にいうと、『自分の車を直すための補償』です。実は、この車両保険の有無により保険料は大幅に変わってしまいます。車両保険は、通常自動車保険の保険料の内半分を占めているので、新車で買ってから3年間は、車両保険を付けておいて、保険の更新をしたときに車両保険を外す、ということも可能です。

年齢条件・運転者の範囲を見直す
↳任意の自動車保険では、被保険者の自動車を運転する運転者の範囲により保険料が変わってしまいます。

例えば、自分だけ(被保険者)でなく、子どもも運転する場合は、子どもも補償の範囲内に設定しておかなければなりませんが、もし自分一人しか運転しない、という場合であれば運転者の範囲は自分一人を設定しておくことで、無駄な保険料を払わずに済みます。また、年齢条件よって保険料は安くなり、一般的には『21歳以上』『26歳以上』『30歳以上』『35歳以上』などに分類され、年齢が上がるごとに事故率が下がるため、保険料が安くなります。

使用目的・年間走行距離を見直す
↳仕事が変わったり、引っ越ししたりとライフスタイルが変わると自動車の使用目的が変わったり、年間の走行距離が変わることは珍しくありません。細かい項目を変更していくのは面倒かもしれませんが、もし過不足があるなら変更しておくべきです。

ちなみに、自動車の使用目的は『日常・レジャー』『通勤・通学』『業務』の3種類に分類されます。保険料が最も安いのは、使用頻度の低い『日常・レジャー』で、最も使用頻度が高い『業務』が最も保険料が高くなります。自分のライフスタイルにピッタリの使用目的・年間走行距離を設定しておきましょう。

免責額を設定する
↳免責というのは、車両保険を使った場合における『修理代の自己負担』です。

例えば、『5-10』という設定をした場合は、自動車保険の更新までに、車両保険を使った場合は、一回目の自己負担額が5万円で二回目の自己負担額が10万円ということになります。

ちなみに、『0-10』『5-10』『10-10』などがありますが、契約内容によっては設定できない免責額などがあります。

上記以外にも、地震特約や弁護士費用特約などがありますが、基本的には上記の5つのポイントをしっかり押さえておくことで、失敗はしにくくなります。

保険に加入したり、保険を更新するのは面倒に感じるかもしれませんが、しっかり考えて過不足の無い、安心できる補償をしっかり設定しておかなければなりません。

もし、まだ任意の自動車保険に加入していない場合は、この機会にぜひ加入しておきましょう。
任意保険に加入する際の5つのポイント

いかがだったでしょうか?

今回は、『自賠責保険では全く足りない?自動車保険に加入する際のポイント』をテーマにお話させていただきました。

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