地震保険には加入するべきか?【地震保険のメリット・デメリット】

2015年は、国内で震度5以上の地震が6回起こっており、また火山活動の活発化も相まって、国民の自然災害への懸念が高まっています。

実は、先月5月26日に、首都直下型地震の派生確立予測が上昇したことを受け、政府と各損害保険会社が、来春秋以降に段階的に地震保険料を値上げし、最終的には【地震保険料2~3割値上げ】まで調整するようです。

 

東日本大震災”や今年の”震度5以上の地震頻度”を考えれば、今まで地震保険に加入していなかった人も加入を考えることでしょう。

しかし、地震保険は人生において何度も加入をすることがないため、あまり補償内容や基礎知識などについて知らない方が多いのが現状です。

そこで、今回は、【地震保険に加入するべきか?】というテーマでお話していきたいと思います。

関連記事➡地震保険の選び方・加入率は?



 

火災保険・地震保険は今後も値上げの方向?

➡先述したように、来秋には【地震保険料は2~3割】になるとのことなのですが、

地震保険に加入していない方は、耳に入っていないかもしれませんが、実は去年7月にも全国平均で15.5%の値上げを行ったばかり。

また、地震保険だけでなく火災保険も今年の秋には火災保険の改定も予定されており、加入者の負担が増えそうです。

 

地震保険は単独で加入できない?

➡まずは、地震保険の基礎部分についてご説明していきます。

いざ、地震保険に加入したいと思っても地震保険のみ単独では加入することができません

実は、火災保険に加入した際、それに付帯する形で加入します。

多くの方がご存じと思いますが、地震保険は単独では加入できず、火災保険に付帯して契約します。

 

地震保険の補償額・支払い基準

➡地震保険の補償上限額は下記の額では、火災保険の30~50%に設定されます。(個別に設定可能)

①建物:5000万円

②家財:1000万円

 

そして、地震保険の支払いには3種類あり

①全損:補償額上限の100%

②半損:補償額上限の50%

③一部損:5%

に分類されます。

 

例えば、補償額上限1000万円の地震保険に加入している場合は、

①全損:1000万円

②半損:500万円

③一部損:50万円

となります。

 

ここで、一つ注意が必要ですが、通常の保険と違い、地震保険の支払いの場合は、実際に損害を受けた額が上限内で下りるわけではありません。

例えば、地震保険で建物に5000万円をかけてる状況で、地震で家が半壊し、その損害額が3000万円だった場合、

地震保険の上限額が5000万円なので、3000万円の支払いが受けられる”と思いますよね?

 

しかし、半壊なので補償額上限5000万円の50%に当たる2500万円が支払われます

3000万円の損害に対して2500万円の支払いなので、500万円は赤字ということになります。

 

また、実際に地震の被害にあっても、【建物の主要構造部の時価3%以上】【家財時価の10%以上】などの基準があり、その基準以下であれば支払い対象外となり、補償を受けることができない、といったケースもあります。

 

つまり、自動車保険や火災保険などと同じように考えていると大変なことになる可能性がありますので、注意しましょう

 

広範囲に及ぶ地震で膨大な被害が出た場合

➡ここで、一つ疑問が浮かびます。

『もし、巨大地震が発生し多数の被害が出た際に、損害保険会社に支払い能力はあるのか?』

答えは、もちろんNOです。

毎月安くない保険料を納めて、いざ地震が発生した場合に支払いが受けられないとなれば詐欺被害に遭ったようなものです。

実は、そのあたりについては国が関与・責任を持っています。

 

地震というのは、一人二人に被害が出るのではなく、同時に何百人~何万人と被害が出ます。

当然ですが、ある程度予測はしていても、実際に地震が起こってみないと、その被害の程度は分からず、自然災害ということを考えると、保険会社だけでは背負い切れません。

現在、巨大地震が起こった場合、保険金の支払い総額が3620億円を超えるときは政府が99.5%を負担します。

これを『再保険』といいます。

つまり、巨大地震が起こった場合は、国民皆で助け合う、つまり、税金で解決しましょう。となるわけです。

 

ちなみに、2015年5月現在の総支払限度額は7兆円になっており、一年間の国家予算の約10%が準備されています。

※東日本大震災時の総支払額➡約1.3兆円(14年3月末時点)

 

もし、専門家の予想を遥かに上回る規模の巨大地震が起こり、被害額が総支払限度額を上回った場合は、加入者で案分となります。

つまり、自分の家が全損の被害を受け、全損認定で5000万円下りるはずでも、場合によっては全額下りないこともあり得る、という認識は持っておくべきと言えます。

 

地震保険には加入するべきか?

➡納得いかない部分もある地震保険ですが、加入するべきか否か。

私自身、地震大国日本に住んでいる間は、地震保険の加入は必須だと考えています。

その理由ですが、火災保険に加入していても、地震が原因での火災は対象外ですし、損害保険も特約を付けない限り地震が原因の怪我等は対象外になるからです。

例えば、阪神淡路大震災では、地震による火災が原因で多くの方が怪我をされたり、亡くなられました。

また、地震による被害は一部だったものの、火災により自宅が全焼してしまったというケースも非常に多くありました。

万が一、地震保険に加入していない状況で、地震により自宅が被害を受ければ、経済的に大打撃を受けることは避けられません。

住宅ローンが残っていれば、尚更です。

そういうことからも、地震保険の加入は必須であることが伺えます。

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